ズツーガイライ

10日前くらいから頭が痛い。

それがズキンズキンってたまらなく痛かったらすぐ病院行ってたんですけど、ずーーんって重い痛み。軽い、重い痛み。表現に苦しむ。
要するに我慢できるけどちょっと頭痛いみたいな。

そんなわけで1週間ほど我慢をして、これ何かのサインなんじゃないかって思い始めたら怖くなったので脳神経外科に行ってきました。

病院は家から近くもなく遠くもなく適度なディスタンスの立地でした。外観は白を基調としつつアクセントカラーに緑が入ってて、なんだか居抜きの物件を色塗り替えたみたいなバランスでした。2Pカラー。
待合室には謎の畳スペースもあり、なんとなくそこに座ってみました。
室内は整然とされており、エアコンで乾燥しがちですが観葉植物は枯れた箇所もなく手が届いている。テレビの画面はでかい。そして埃も目立たない。一角には少し漫画コーナーがあった。

しばらく待つと、診察室に呼ばれた。
ドアを開けた瞬間、自分の居場所を失った。
床には書類やらゴミやらが散らかり、脈を測るときとかに使うであろう腕を置く台の上にはなぜか錠剤のシートが二郎系ラーメンのもやしのように乗っていた。あと一角には少し漫画コーナーがあった。
先生は白衣に素足にスポーツサンダルといった軽快な服装。
うーん、なんか全部ひっくるめて…なんだろう。
先生一人で回してるし、利用されてる人もたくさんいるし、相当ハードな仕事だと思う。
おそらくほんの5分間だけとかの休憩でアソートパックのキットカットを食べまくり、ゴミを手近な薬の箱に詰め込み、中身は腕を置く台の上へ、そして気晴らしに好きな漫画の名シーンを見てスカッとしてるんだと思う。
ただ診察室に獣道がある病院ははじめてだった。

だけど、さすが、やっぱ頭がいい人は言葉の重みが違うよね。
MRIの画像をみながら放つ言葉一つひとつが僕の不安を打ち抜いていって、なに。異常なしでした。
台の上で体を拘束されてSFチックな丸い輪っかに入って、ガガッ、ピーーーーーみたいなのやって異常なし。6550円払って異常なし。僕は安心を金で買った。

でもね、やってみたかったし。MRI。あ、MRIの部屋の前の、全然座る隙も無い簡易的な待合室(というか廊下)にも漫画コーナーあった。

楽しかったからまた痛くなったら行こっと。また会いたくなったら。

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