少しだけ春の香りがした
気付けなかった もうそこまで
鮮やかに芽吹いてるのに
誰かの言葉も 視線のその先も
きっと僕は 聞こえない 目が合わない
ゴミ溜めの夜は湿度を増して
何を潤すのでしょうか
棄てよう 辞めよう 消えよう 想うたびに
霞んでく闇に願いは爆ぜる
もう歩けないよ
名前を失くした 光よ 早く消えて
影と一緒に涙を落とす
もう笑えないよ
前を向けない 俯いたまま
足元の石ころを転がして
弾かれて飛んでった あぁ哀れだな
僕にそっくりだな 自分じゃ止まれない
僕の言葉は きっと全部嘘だよ
すぐに滲んで消えてしまうよ
優しい雨音にさえ上書きされる
最初から意味なんてないんだよ
棄てよう 辞めよう 消えよう 想うたびに
消えゆく闇に願いは爆ぜる
もう歩けないよ
名前を失くした 光よ 早く消えて
影と一緒に涙を落とす
もう笑えないよ
早く殺してよ はやく
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