ワルイムシ

よく観葉植物につく虫にカイガラムシっていうのがいる。

あ、どうもシンイチローです。
地球に巣食うワルイムシ代表です。


このカイガラムシなんですけど、なに。
どこから涌いてくるの。

最初見つけたときは俄かに虫だとは思えないような風貌だった。
でも、よく見るとまあ虫なんですわ。虫。

見た目は平らで、岩にへばりついてる一枚貝みたいな形。
それが葉っぱにちまちまくっついてるのね。色は黄土色っぽい感じ。

それで、くっついて動くわけでもなく、ただただそこに存在するだけ、みたいな。
彼らのアイデンティティなどんな感じだろう。むしろどうやって繁殖してるんだろう。


このカイガラムシがつくと、葉から養分を吸って排泄物を出す。
百歩譲って、ここに存在することを認めてあげたとして、この排泄物が嫌なんですよ。

なんか樹液みたいでベタベタするんです。
それで葉っぱをよく見るとムシがついてるわけじゃないですか。
まあ、遠目から見れば虫っぽくもないし、シャクトリムシほど気持ち悪くもないんですけど、樹液かな?とか思ってたのが排泄物だったときのショックよ。

虫の存在に気付かずに、樹液かな?とか思いながら拭き取る毎日。
かなり遠回りをしてカイガラムシという存在を知り、そいつがそこにいることを知る。
さらに、樹液だと思ってたものが排泄物。

ぼくは せっせと うんちを ふいていた・・・

これが悲しくないわけない…


しかし僕は、もっと以前からカイガラムシの存在を知っていたのだ。

昔は『いちごオレ』が好きだった。
全然いちごの味じゃないけど、でもいちごオレ。
なんていうのかな、『焼きそば』と『カップ焼きそば』は別物。無性にペヤングが食べたいときに普通の焼きそばがあっても満たされないんだ。
いちごオレもそう。あのチープな味にこそ価値がある。

そんないちごオレの着色料にソレは使われていた。
コチニール色素…カイガラムシを原料に作られる安全な着色料…
ググったら蓮コラのようにびっしりと張り付いたグロ画像…

そう、あの日から僕はずっと彼奴らを遠ざけてた…
いちごオレを飲むときも裏面を見てコチニール色素が入ってないものを選ぶ…
ベニバナ色素…いいじゃないか…最初からコレで……


にっくき彼奴らとの再会をまさか自室で。
しかも今度はビカクシダにくっついてる。

最初はティッシュで潰しながら拭き取ったりしてるんだけど、まだついてるんだよね。
けっこうしつこい。排泄物は多量の糖類を含んでいて、アリを呼んじゃうらしい。粘着質は糖類からか!性格も粘着質だし!このこの!

お次は水槽の中にドボン。
おそらく水に浸けちゃえば溺れて死ぬ。死骸は餌金かなんかが食べてくれる。
とりあえず小一時間ソーキングしてみる。
あんまり目立たない虫だし、目立った成果が見られない。


グロ画像を直視しないように注意しながらネット検索。
対策はちまちまと愚直に手動駆除らしい。
殺虫剤は甲羅でガード。カイガラムシ専用の殺虫剤があるらしい。

うーん、とりあえず殺虫剤を手に入れてみたい…
だがそれを使うということは水槽でソーキングが出来なくなるな…

やはり手動駆除か…

0 件のコメント :

コメントを投稿