ダメニン

僕は本当に駄目な人間だ。
人間などと云うのもおこがましい。

もういっそ人間なんて辞めてしまいたい。
作り笑いとお愛想に満ちた社会生活。
ノンノンです。

僕の心は海綿状になってボロボロのスカスカなんです。
溜息をつくのはそれだけ酸素を要求してるんです。なんかわかんないけど。


仕事を適当に片付けてふらーっと駅に向かう。



駅のホームでハーブティーを飲む系男子。
黄色い線は終わりのはじまり。始まりのおわり。
電車に揺られること一時間半。
その間考えていたことといえば、「今日は見るだけ…見るだけ…」である。

駅に着くと、フラフラと歩き始める。
思ったよりアウェーな感じがしない街並みだな…と思うも、人通りは千葉駅よりも遥かに多い。



接客されるも、今日は見るだけのつもりで来たんですと一脚。
喪中なのだ。
これから流通は最盛期を迎えるのであろう。勿論その辺も存じている。

まあ、可愛いのは可愛いけど…
えっ、この子…可愛い…
あらやだ、可愛い。


いつの間にか僕は、小さい真っ赤な紙袋を大事そうに抱えて帰宅ラッシュの電車に揺られていた…



中には勿論…



喪中!
偲んでるの!
ご飯も流動食しか喉通らない!主にアルコール!

廃れきった僕。
日々を全うする活力なんてものはなくて。

ただ悲しくてやりきれないうやむやを晴らしたかったという軽率な気持ちなのかもしれない。
だけど一日経って救われたと実感している自分がいる。

喪失う意味を教えてくれた。
それでも、もう一度チャンスをくださいと願う気持ちが芽生えた。

飼い主として失格だと思った。
だけど、終わってしまったままにしたら、それはもっと不幸なことだと思った。



12g。
ナーテさんはお迎えしたとき20gだったので約3分の2。



ほんとに小さい。
僕にちゃんと育てられるのだろうか…



昨日は長旅お疲れ様でした。
バスキングしながらうたた寝。
でも前足突っ張ってて緊張してるのかな。

今朝野菜を細かく切って置いておいたけど食べてなかったので不安でしたが、Mサイズのイエコを6匹食べてくれました。
ピンセットからの給餌に最初から反応してくれて、さすが大手の爬虫類ショップです。ショップでは野菜とイエコをあげてるとのことでした。

とりあえず一安心。

今日は…、



謎の寝相を見せてくれました。

あー癒される。
海綿状の心にしみる。

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