なんでだろう、冬生まれなのにな。
ホームグラウンドに帰ってきたのにみんなに白い目で見られるのってこういう気分かな。だから僕は一生凱旋公演はしないつもりだ。特にそういう催し物をする人間ではないのですけども。
そんな冬好きの冬生まれの冬に体調を壊す僕が一番体調がいい時期、それは…夏…。
なんでだろうね、かなりアウェーなところに行った筈なんだけどすごく心から歓迎されるのってこういう気分だろうな。
だから僕は世界一週ツアーも考えてます。まずパスポートの申請をしなきゃだ。
それにしてもなんでだろうね。
一番嫌いな季節が一番調子いいって。調子狂うよね。調子いいのに。
なんか一番活発に動いてるんだよね。海に行ったり川に行ったり山に行ったり。なんか色々してる。
でも僕が考えている調子いい状態っていうのが単に体を活発的に動かしてる状態を指してるってのもあるよね。
冬はあんまり動かないけど、割とよく食べよく飲み、そしてなんか頭を動かしてる。
調子が落ち込む11月くらいから3月くらいによく曲を作ってるデータもある。
そんなわけで冬と夏の間にある春。
そう、今である。
ここに大事な何かがあるように思えるんですよね。
そんな春ですけど、春って四季の中でも異質といいますか、なんか色々ごちゃごちゃしてる。
自然的にも、寒いのから暖かくなるだとか色々ある。
すごい風が吹いたりして。春一番。おお、春だなって思う。
桜が咲くのも春の風物詩だけど、せいぜい1ヶ月くらい。春の四分の一。だけど春だなーって思う。春の大部分は桜が占めてる。
桜が咲くと菜の花とかもすごく咲いてるんだけど、こいつは割と長いスパンで咲いてる。全部ちょん切ってもどんどん生えては咲く。割と夏になっても残ってたりする。その頃には全部引っこ抜かれてコスモスの準備をしてる場合もある。
菜の花も春っぽさはあるものの、なぜか桜に軍配が上がる。
そしてすごい勢いで新緑が芽吹く。
ピンクから緑にすごい速さで塗り替えていく。
アカシアとかも咲いてて僕は割と好きな時期。そう、今。
新芽ってなんか楽しいよね。僕的にはこの新緑の時期が春の半ば。
そして葉が生えそろうと梅雨になり、梅雨が開ける頃には夏なのである。
だから春が一番好きな季節になれない理由はここにあるのかもしれない。
秋の雨はなんか割とすんなり受け容れられるのに梅雨ってどうもダメなんです。
そして梅雨からの夏だし。もっというと、梅雨からの、台風挟んで夏。
なんかこう、待った無しの展開。
それが春の終わりから夏にかけてのアレなんです。
あと春は社会的にも人事異動とか入学とかの新生活もあるし、棚卸しとか決算とかなんか色々総まとめだったりして色々大変な時期かもしれない。
5月病とかもあるしね…万年5月病の僕にはさほど関係ないですが…
花粉症の人は、僕が春近いなーとか思うずっと前から「あらやだ、花粉飛び始めた…」とか感じてることでしょうし、なんだろ、僕は今この瞬間まで冬が一番好きで夏が一番嫌いって思って筆を進めてたけど、春が一番嫌いかもしれないね。
でもなあ、夏なんだよ。一番は。夏なの…
なにこのアイツのこと嫌いなのにカラダは求めてる…みたいなやつ。夏。
そして貴方が一番好きと豪語しつつ満足してないアタシ。冬。
なんだろう。なんかすごく僕にはロマンスが有り余る。
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