ブラックボックス

ただ生きて死ぬ、そんな道に彩りをくれるのは自分以外の命だけだった。

目も耳も鼻も声も、ひとりで生きるには不必要なものだった。

感受性なんて障壁にしかならなくて、僕は何度も躓いた。

僕は閉じ込められたと思っていたけど、
自ら硬い殻に篭ったのだ。

そう思えたとき、少しだけ隙間から光が見えた気がした。




この黒い箱の中身は…


ふふふ…

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