今知りたい!自立支援医療のこと!

今日で今年が終わるのがSMAP解散くらい信じられないシンイチローです。こんばんは。



 



いやあ、もっというとあれかな。マヤ暦で今日世界終わるらしいよくらい信じられないかなあ。



「なんか今日世界終わるらしいっすよー」「へー」くらいのノリ。



 



 



今年が終わる前に重い口を開いて打ち明けたいことがあります。



実は誰に伝えたいわけでもなく一人遊びをしている拙Blogの主、シンイチローは5年前から『うつ病』と診断されて治療しておりました。



 



今回なんでこんな年の瀬にこんな面白くもないネタを書くかというと、自分にとっての節目と、こういった情報に行き着く橋渡しになればと思ったからです。



今月、自立支援医療(精神通院)精神障害者保健福祉手帳の手続きを行いました。



 



 



自立支援医療(精神通院)とはどういう制度か



 



自立支援医療とは、精神的な病気の通院は比較的長期にわたることが多いため、医療費の負担を軽くし、適切な医療を継続して受けることが出来る制度です。精神障害者総合支援法で定められているとのことです。



一般的に医療費の自己負担は3割ですが、申請手続きをすることにより自己負担が1割(所得状況によりさらに自己負担上限額が設けられる)になります。



対象者は初診から6ヵ月以上です。



 



 



なぜ自立支援医療(精神通院)の手続きをしたのか



 



現在、2週間に1度通院し、診察代と薬代で毎月1万5千円ほどかかっています。



一般の3割負担で1万5千円ですので、1割になると5千円ほどになります。



 



 



5年も経ってなぜ今更…



 



通院し始めた当初、月の医療費は5千円ほどで「なんで自分が…」「良くなったらやめよう」など軽く見ていました。



先生に「忙しい」「比較的元気になった」と軽く言ったりもしてました。



当時一人暮らしをしていて【月々の5千円】も抑えたい出費でした。診察代や薬代を節約する為に月1の通院にしていたりもしました。



社会的にうつ病の認知度が上がったとはいえ、まだ精神薬に対する偏見が自他共に多かったと思います。



その為、自発的に断薬したりして余計に病状を悪化させてしまうこともありました。



 



『薬はいつかやめるもの』『気の持ちよう』と自分自身思っていて長くて1、2年で終わるだろうと思っていました。



服薬することによって記憶力が低下する気がしたりしました。記憶力の低下は薬の副作用ではなくうつ病の代表的な症状のひとつです。



『気にしすぎ』『他人はそれほど自分の事なんて見てない』とよく言われましたが、本当にその通りで、精神的な不調は自分以外の人には伝わらないし、伝えづらいし、表現しづらいし、なにより本当にそこまで誰も見ていません。



 



うつ病に対する誤った解釈により『いつでも辞められる』『恥ずかしいこと』というすり込みがありました。



周囲の理解少しずつ周知することにより長期の治療に本腰を入れられる心構えが出来たといえます。



 



 



精神障害者保健福祉手帳とはどういう制度か



 



精神障害を持つ方の社会復帰及び社会参加のためのサービスを受けるために必要な手帳です。



こちらも初診から6ヵ月以上が対象者になります。



 



 



なぜ精神障害者保健福祉手帳の申請をしたのか



 



医療費負担を減らして適切な治療を安心して受けるべく制度について調べていたら、精神障害者保健福祉手帳がなくても医療費自己負担は減らせることがわかりました。



ではなぜ申請手続きをしたのかと云いますと、障害者福祉課の職員さんが「一緒に精神障害者福祉手帳の手続きもしますか?」と勧めてくれたからです。



ぶっちゃけよくわからなかったけれど、長いものに巻かれる感じで流れで手続きすることになりました。



なぜ同時に手続きするかというと診断書が1通で済むからです。なにげに6千円ちょいしちゃいます。



また、精神障害者福祉手帳が障害年金の受給対象者にも関わってきます。該当するしないに関わらず一度申請してみてくださいと職員さんに教えて頂きました。



 



 



そもそもなぜうつ病になったのか



 



病院にかかった当時は介護職をしていました。介護員兼生活相談員として働いていました。



皆さんこなしていることなのですが、月200時間ほどの勤務+月70時間ほどのサービス残業という裏背景がありました。



生活相談員の業務はすべての業務が終わってからサービス残業して書類をまとめたり他事業所のケアマネさんやご利用者さまの家族と連絡をとったりしていました。



残業したくない人は介護業務をしないで事務所に引きこもるという技を使いますが女性社会で男ひとり、なかなか言い出せずどんどん仕事が増えていきました。



とどめは1ヵ月連続でひとり宿直を3人で回すという変則的な勤務にありました。単身者ということで比重がかなり高かったと思います。一般的なデイサービスだったのでショートステイはありませんでしたが自費での宿泊というのを破格でやっていて一人で見なくてはいけませんでした。夜勤ではなく宿直なので手当は安いし書類上では6時間ほど仮眠の時間があることになっていますが、一人でみているので正直一睡もできませんでした。



退職の旨を伝えると事務長と2度も面談する羽目になり「福祉なんだからサービス残業なんて当たり前でしょ!ボランティアでしょ!」と言われたのが未だに心に残っています。今だから言えますが、仕事はボランティアではありません。サービス残業は雇い主以外に自分も罰せられるおそれがある違法行為です。



自分の限界を自分で決めるな!なんていう精神論もありますが、自分の限界を知り自分でセーブすることも大切です。破綻してから態勢を立て直すのは時間もかかるし相当なストレスになります。



 



 



そんなわけで来年もよろしく!



 



そんなわけで来年もよろしくお願いいたします。



今年もみなさんに支えられて無事に終えることが出来ました。ありがとうございます。



 



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