無機質な僕に もう一度命を吹き込んで
彩度の落ちた 風景に溶け出していく
感情はもう偽ることも出来ない 退化して
もう死にたいよ 痛いよ 僕はここに居ないの
素知らぬ振りで鳴る心音
淡々と消えていく 抜け殻だけ残して
取り残された僕は 何もかも捨てた
懇々と湧き上がる 涙は何も語らない
行方不明の心を探してる
瓦礫の海は凪ぐ 憂いた雨降り注いで
密やかに崩れては そこに芽吹く春
抱き締めたいよ 痛いよ 君の隣に居たいの
震える指は 空虚をなぞる
深々と降り積もる 絶望の中
触れることの出来ない 温もりを感じた
騒々しく光と闇が 愛の輪郭投射して
救難信号に似た内なる声
響いた
時が静かに終わるのを待つ
優しい今に抱かれて
明日が見えなくても
明日が見えなくても
この手が君と 繋がっていたなら
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