終わりの始まり

終わりがあるから始まりがあって、
始まりがあるから終わりがある。

つまるところ、始まったとき既に終わりのカウントダウンもまた始まっているのである。


どんなモノどんな現象にも発生に始まって消滅に終わる。
停滞しては居られない。
エネルギーは常に何処かへ向かって進んでいるのだ。


そして一つのエネルギー体である僕は、一体どこに向かって進んでいるのだろうか。
停滞しては居られない。
地球に重力があるように、フワフワと浮かんで漂っていることは許されないのだ。


今月末で現在働いているお店を去ることになった。
先月から続く体調不良になんだか拍車が掛かって、辞める決意をしたのだ。

やはり引き止められたが、優男の社員さん、新しく着任した店長、パートながら全てを牛耳るリーダーの順に言うことで解決した。
最初にリーダーに相談してたら意味もわからないまま頷き、2~3ミリ浮上した気持ちで踏ん張る羽目になる。

体調はどんどん悪くなる。
ただ時間を消化していくだけの毎日。

半年ぶりに行った病院。
処方された薬。


「具合大丈夫?明日は無理せずやすんでね」

休みになった今日。

「今月の後半のシフトには入れないようにするから」

真っ白になった後半のシフト。


クビじゃん!

あと2週間だ…とか、来週で終わりっすねー寂しいっすねーとか、
あと3日…あと2日!ラスト!ってさ、カウントダウンしたかったよ。

いや、退職の件は自分から言ったし、ご厚意なのもわかるよ?
でもこれすごい分厚いよ?高級羽毛布団かっていう。僕はタオルケットくらいのをご所望なの!
逆に暑くて汗かいて布団蹴って風邪引いちゃうんだからね!


とりあえず職探しです。
 

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