梅雨時サニーデイ

梅雨ですね。
梅雨ですけどよく晴れてます。
台風が3つも発生してても晴れてます。

でも基本的にジメジメしてるじゃないですか。
ジメジメしてると呼ばれてもないのに来る奴がいる。


そう、ナメクジ。

なにアイツ。
すーぐ玄関のガラスのとこにへばりつく。
ガラスって透明で、謂わば結界ですよ。
結界の外側にへばりついてる。バカみたいにへばりついてる。
目的は中に入ることなのに、当初の目的を忘れてガラスの上でヌメヌメ遊んでる。

なんなの!入りたいの?入りたくないの?!
とか思いながら冷たい視線を送ってたんですが、たまに侵入に成功する個体が現れる。
なのに何故だろう。中に入っても尚、ガラスのとこを行ったり来たりしている。

なんだろうね。
結界じゃん。結界なわけじゃないですか。中に入りたい、中に入りたい。それなのに、中に入ったのに、まだ結界にへばりついて遊んでる。
どうして!ここまで来れば宝物庫もすぐそこ!宝箱は全部空っぽだけど!それか大きい宝箱に薬草1つとか300ゴールドとか入ってる。それを兵士が微動だにせず守ってる。

そして玄関の隣が脱衣所でその先にお風呂場があるんですけど、たまにお風呂場に向かう奴もいる。見た目によらず綺麗好きか!
だけどやっぱりガラス。ここでもガラス。

そういえば玄関とお風呂場の窓にしか来ない。
玄関のガラスもお風呂場のガラスも、まあツルツルだけど表面がボコボコしてて光が屈曲して、まあ見えないようになってる。
こいつらナメクジのくせにガラスを選んでやがる!

うーん、でもなあ。タイルも好きらしいんですよ。お風呂場のタイル。
そして事件は起きた。梅雨の晴れ間にそれは起きた。
タイルの上のナメクジは干からびて死んでいたのだ!
きっとタイルに浮気したせいだ。ガラスの呪いだ。

そして僕は一つの仮説に行き着いた。
ガラスは温度変化がおそらく緩い。
涼しいときはタイルもいいけど、ウトウトしていつの間にか暑くなっちゃったら体液がこう、乾いて、非常に動きづらくなり、そのまま干からびて息絶える。
だからガラスに拘るんだ。アイツら…


…って僕は何考えてるんだろう。
せっかくの梅雨の晴れ間に。
あと、なんだよ結界って。

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